日本の建築家

丹下健三氏は、1913年から2005年まで生存していた建築家で、「世界の丹下」とも称されるほど世界的に有名な建築家となり、日本でも世界に羽ばたいた建築家の第一人者です。
丹下氏が建築家として携わった作品は、広島の平和記念公園や東京オリンピック国立屋内総合競技場(現在の国立代々木競技場)、東京都の新庁舎をはじめ、大阪万博の際には中心施設となるお祭り広場の設計、津田塾大学図書館、立教大学図書館などの大学図書館、東京カテドラル聖マリア大聖堂、山梨文化会館、クウェートやブルガリア、メキシコなどの大使館、横浜美術館、幕張プリンスホテル、日光東照宮客殿・新社務所、東京ドームホテルなど、多数あります。
特に広島の平和記念公園の建築においては、原爆ドームを象徴として残すように設計したのは丹下氏の案ですし、東京オリンピック国立屋内総合競技場は、その出来の素晴らしさは世界的に認められたものでした。
また丹下氏は建築家として建築物だけでなく、多くの都市計画にも参加しています。
戦後の復興においては、福島市や北海道稚内市の都市計画を手掛けた他、アメリカやイタリアなど、多数の国の都市計画も手掛けました。
ナポリ市の新都市計画やフランスのセーヌ川左岸都市計画、ナイジェリアの新首都アブジャ都心計画、台湾の台中市千城商業地区、ベトナムのホーチミン市新都市計画も、丹下氏が手掛けたものです。
丹下氏が受賞した賞は、1965年にRIBA(王立英国建築家協会)のゴールドメダル、1966年にアメリカ建築家協会(AIA)のゴールドメダル、1987年プリツカー賞、1993年高松宮殿下記念世界文化賞建築部門賞などを受賞、勲章としては、従三位勲一等瑞宝章、文化勲章、フランス政府からはレジオンドヌール勲章を受章しています。
この丹下健三氏の弟子で、世界的な建築家となったのが磯崎新氏です。
磯崎新氏は、1931年に生まれ、現在も活躍されていらっしゃる建築家です。
装飾性や折衷性、会場性などの回復を目指したポストモダン建築の牽引者で、1970年代以降の日本の建築を引っ張ってきた方ですが、賛否両論を巻き起こすような批評が付きまとっていた方で話題も多くあります。
ですが、磯崎新氏が建築した建築物は、つくばセンタービルやカザルスホール、東京グローブ座、東京基督教大学礼拝堂、京都コンサートホール、なら100年会館など、多数の建築作品を多方面にわたっています。
またその活動は日本国内にとどまらず、ロサンゼルス現代美術館やバルセロナにあるパラウ・サン・ジョルディ、オーストラリアのボンド大学図書館、中国の中央美術学院美術館など世界的にも活躍しています。
そして師の丹下健三氏同様、磯崎新氏も都市計画に関わることも多くあります。
現在は中国や中東、ヨーロッパなどの海外を中心に主に活動されており、特異な空間を作り出すことに心を砕いておられます。
さらに現代の日本を引っ張る建築家といえば、安藤忠雄氏です。
安藤忠雄氏は1941年に生まれた、現在68歳になる建築家で、東京大学の特別名誉教授の他、イェール大学客員教授、ハーバード大学客員教授なども務められています。
大阪出身で、現在も神戸や大阪を中心に活躍されていらっしゃいます。
安藤忠雄氏の建築は、主に個人住宅を多く手掛けてきていますが、大阪心斎橋や神戸北野町の商業施設の設計も行なっています。

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